
得旅パスポート
Tokutabi Passport
地域の活性化を目的としたオウンドメディア。
得旅パスポートは、数年前に熱海の夜の街が静かだという話を聞き、
観光地の夜の街の「にぎわい」に貢献できないかと始まりました。
地域観光DXプラットフォーム
得旅パスポート
企業にとって、仕組み(オウンドメディア)を持つことは重要だと思います。
日常的な弊社のサービスであるWEBサイトの構築や、OTAへのアプローチのご提案は何ら問題はありませんが、やはり前例の無いオウンドメディアの確立には、それなりのリスクも伴いますし、気合や根性などの感情論も必要です。
アイディアを企画書に落として、実行しては破綻したアイディアはいくつもあります。
内部要因や外部要因の直接的な原因はもちろんありますし時合いもあります。
とりあえず形になった「得旅パスポート」をご紹介します。
はじまり
2023年のコロナウィルスの終息してきた頃に、熱海市の夜の街が静かだという事で相談があった。
「はしご酒」クーポン
当初「はしご酒」を推進すれば、夜の街に人が歩くのではないか?という安易な思考で「はしご酒」クーポンという企画で発進!
しかし、そもそも宿泊施設に籠って外出しないし、若人の酒離れで飲み歩くことなどしないことが判明。
参加店で販売
A3紙の地図を作り参加店舗を載せて折を入れて制作。それを500円で参加店舗で売ってもらう事に。
しかし、店舗のお金のやり取りそのものが面倒ですし、購入した人はシールを貼るスキームにしましたが、それが手間だということで不評。
台紙の製作費も高くつくのでしっくりこない。
WEBチケット化
シールの仕組みが面倒なら、WEBでチケット消込する仕組みを構築!
これで管理も現場も楽になるだろうと期待しましたが、そもそも現場のスタッフが嫌がった・・・。
全部見直し
とにかく面倒なことは一切やめて、単に紙のパスポートを持ってくれば、参加店でサービスが受けることが出来るという事にした。
A3の折を入れた用紙もやめて、シールもやめたので、運営コストが安く済むことが、大きなアドバンテージとなる。
現場も手間が無いので好評で、さらにパスポートの販売は宿泊施設だけにした。
ようやく落ち着いた
企画名を「得旅パスポート」として、再スタートしたが、仕組みがシンプルなことはやはり継続する。
現場での面倒がないし、お金のやりとりは宿泊施設だけとなったのも、弊社の管理コストがかからない。
もちろん利用者もシンプルになったので、分かりやすく売れ行きも安定してきた。
QRコードで購入
宿泊施設では、素泊まりや朝食付きのお客様に「得旅パスポート」付きの宿泊プランを販売していただいていました。
しかし、利便性を高めるために、宿泊当日でもQRコード決済で宿泊者が買える仕組みを構築。購入メールを見せると「得旅パスポート」を貰えるようにした。
伊東市などに拡大
全てのスキームがシンプルになったことで、熱海以外の伊東市でも「得旅パスポート」の仕組みを展開。
ビジネスは試行錯誤の繰り返し
シンプルにする重要性
最初から最適解にたどり着けるときもありますが、多くの企画は試行錯誤の繰り返し。
無限に湧き出るアイディアと実行力がビジネスの基本だと痛感します。
シンプルにするということは簡単な仕組みで良いという訳ではありません。
ポルシェ哲学もそうですが、一度は可能性も含めて試行錯誤で大きく膨らませて、最後にブラッシュアップして、大切な要素を残すことが重要。
ドメインも何度も変えて、ようやくここまで到達しました。
とても大きな学びがありました。
オウンドメディアを構築したい企業がありましたら、お声かけください。
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