【 ブルーオーシャン 】戦略
「 ブルーオーシャン 」と検索すると、どうしても抽象的であったり、過去にあったマーケティングの例を紹介するサイトがほとんどです。残念ながら、 ブルー・オーシャン のWikiでも、その具体的な手順が書かれていません。
これから、WEBサイトを利用した ブルーオーシャン 戦略の具体的なプロセスをご紹介しますので、ぜひ、皆様で共有をして頂きたいです。
先日、ビジネスマップをアップしましたが、このビジネスマップは、概ね、どの業界でも当てはまるビジネスマップとなっています。宿泊業であれば、オンラインメディアにOTAが入るくらいで、それ以外は、概ね使えます。
このビジネスマップで、皆様方は、 ブルーオーシャン 戦略と言われる状態は、どの要素が、どのような状態となっている事とイメージされるでしょうか。私が思う ブルーオーシャン の状態は、
アクセス数が多くて、転換率が異常に高い状態です。
アクセス数が多いという事は、マーケットとして需要があるキーワードで、転換率が高いという事は競合がいない状態となるので、それが ブルーオーシャン の状態となります。
業界によっても違うと思いますが、宿泊業においては、OTAなどの専門サイトでは、概ね閲覧者の1%が予約者となりますので、転換率は1%となります。
その業界の転換率は、自社のサイトでコンバージョンの設定をすると出てきますが、逆算をする方法もあります。
それが1クリックの単価です。
グーグル広告で調査
ますは、グーグル広告で、キャンペーンを作って、なんでも良いのでキーワードに対して少し広告料を支払ってください。
すると、キーワードプランナーで検索数やCPC(クリック単価)が、比較的正確な数値が出るようになります。
ブルーオーシャン
まずは、グーグル広告のキーワードプランナーで「 ブルーオーシャン 」で調べてみると、月間検索数は18,100でページ上部に表示価格が117円となっています。

伊豆 温泉
「伊豆 温泉」で調べてみると、やはり月間検索数は18,100で、表示価格は20円となっています。

伊豆 キャンプ
「伊豆 キャンプ」で調べてみると、「伊豆 キャンプ 場」の月間検索数は12,100で、表示価格は入札がありません。

ブルーオーシャン としての戦略
まとめてみると
キーワード | 検索数 | 表示価格 |
---|---|---|
ブルーオーシャン | 18,100件/月 | 117円 |
伊豆 温泉 | 18,100件/月 | 20円 |
伊豆 キャンプ 場 | 12,100件/月 | (入札無し) |
如何でしょうか。
「伊豆 温泉」というキーワードから解説しますが、宿泊業においては、OTAなどの専門サイトの転換率が1%だという事の話をさせて頂きましたので逆算してみます。
1泊1万円の宿泊施設だったとして、転換率が1%だっとしたら100クリックで1予約となります。1予約で2名が標準だった場合、100クリックで2,000円となりますので、2万円の売上だとしたら約10%の広告費となります。
ここで施設毎の特性とキーワード特性が出てしまいますが、多分「伊豆 温泉」だとすると、経験上の転換率はもっと低くなるのでは無いでしょうか。例えば0.5%だと仮設した場合は40,00円のコストとなり20%の広告費となってしまいます。
もうひとつは、弊社の宿泊施設における広告費の理想は5%だと考えているのでコスト高となってしまいます。仮に1泊4万円の旅館であれば、2名の宿泊で4,000円でも広告費が5%で済みますが、今度は転換率が問題になると思います。
要するに ブルーオーシャン では無いという判断します。
「 ブルーオーシャン 」というキーワードは、面白い事にマーケットとして117円で成立しているキーワードとなります。
もちろん、弊社では、このキーワード価格でのマネタイズが出来ませんので、試験的に入札しているものの、ビジネスとして成立しませんので積極的な入札はしません。
ただ、この様なキーワードを多く見かけますが、これはレッドオーシャン状態と言えます。
最後に「伊豆 キャンプ 場」というキーワードですが、これが ブルーオーシャン 状態となっています。要するに入札価格が無いという事は、競合が少ない状態で、しかも検索数が見込まれるキーワードです。
更にキーワードで逆引き
ここで「伊豆 キャンプ 場」と言うキーワードが ブルーオーシャン 状態の可能性が出てきましたが、今度は、このキーワードでグーグルで検索してみて下さい。
1ページ目に出てくる競合他社のWEBサイトの作りが、SEO対策が出来ているかが重要となります。
少なくとも、私が見た限りでは、伊豆のキャンプ場サイトを作ったとして、1ページ目に出すことが出来るキーワードだと感じています。
先ほどの宿泊施設で1%と言いましたが、仮に12100件の20%の流入を期待したとして約2400件。転換率が仮に1%だったとしても24件のオーダーが見込まれる事になります。
しかし、競合があまりに少ないので、多分、転換率はもっとよくなると感じています。多分、見た限り多くても10件ほどのキャンプ場しか無いので、転換率は10%となれば240件となって、それこそが ブルーオーシャン 状態となります。
冒頭に「アクセス数が多くて、転換率が異常に高い状態です。」と言う話をしましたが、その可能性を秘めたキーワードであることは間違いありません。
逆に「 ブルーオーシャン 」や「伊豆 温泉」というキーワードはレッドオーシャンであることは間違いないでしょう。
ブルーオーシャン の手順
昔は感覚的に ブルーオーシャン を探していたかも知れませんが、ある程度、ブルーオーシャン かどうかも解析により判断できます。
- グーグル広告でキーワードの検索数と表示価格を確認する。
- 業界の転換率を調査して仮説を立てる。
- 販売価格から広告費を算出する。
- キーワードで逆引きをする。
- 競合を確認して、競合が少なければキーワード専用のサイトを構築して上位表示させる。
誰でも出来るような簡単な手順ではありますが、非常に効果のある戦術です。
実際に弊社のクライアント様で、月間検索数が5万以上あるキーワードで1ページ目に表示させたことで、かなりの流入と成果が期待できるので、 ブルーオーシャン 状態となっています。
最後に
ブルーオーシャン 的な情報は、意識が高い人であれば、とても有意義な情報だと感じています。
弊社としても「伊豆 キャンプ場」が ブルーオーシャン 状態だと確信しているので、戦略的に伊豆のキャンプ場を運営したいという企業がいましたら、ぜひ、お声掛けして頂きたいです。
知り合いの方がいましたら、下のボタンで拡散もお願いします。
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