日本におけるインバウンド客のトレンドは「地方」!?
【2018年上半期】 静岡県6位、65%増
オンライン旅行サイトを世界75ヶ国以上で運営するエクスペディアグループは2018年10月、訪日旅行者のオンライン予約動向について分析した結果を発表しました。
分析の結果から見えてきたのは、地方へのインバウンド需要が急増している点です。インバウンド需要の高い主要3地域(東京都・大阪府・京都府)以外の地域への需要が、前年同期と比べて平均45%増となり、急速に拡大していることが分かりました。
2018年上半期 インバウンド需要の伸び率ランキングTOP10】(前年同期比)
- 青森県:180%増
- 熊本県:100%増
- 宮城県:80%増
- 宮崎県:80%増
- 山梨県:75%増
- 静岡県:65%増
- 福岡県:65%増
- 広島県:55%増
- 長野県:50%増
- 岡山県:50%増
地方を訪問するインバウンド客を国別で見ると、
- 韓国
- 香港
- アメリカ
- 台湾
- オーストラリア
が大きな割合を占めているのは今までと同じです。
一方で、新たな国からの需要も増えており、高い伸び率を記録したのは以下の5ヶ国でした。
【2018年上半期 国別インバウンド伸び率ランキングTOP5】(前年同期比)
- アイルランド:100%以上増
- メキシコ:100%以上増
- タイ:70%増
- ニュージーランド:50%増
- デンマーク:50%増
特にアイルランドはラグビーの人気が高く、そのため2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップに向けて、さらなるインバウンド需要アップが見込めますね。
出典:観光経済新聞「エクスペディア、2018 年上期のインバウンド動向の分析結果を発表」https://www.kankokeizai.com/category/inbound/