先日の記事で、「静岡県へ訪問する最も多い外国人観光客はどこの国?」という事で、中国人が多いことをご紹介しましたが、中国人を受け入れていく中で、重要な事の1つに、「キャッシュレス対応」があります。

キャッシュレス化の背景

中国でキャッシュレス化進んだかを、3つの背景から解説します。

背景1:スマートフォンファーストによる利便性向上の追及

中国では、パソコンによるインターネットの普及が先進国のように進んでいませんでした。そしてパソコンが普及する前に、スマートフォンが普及した背景があります。パソコンと違いスマートフォンにはものすごく安い端末もあるため、多くの中国人が購入することが可能になりました。

そして、誰もが持ち歩くスマートフォンには日常生活の全てをスマートフォンのサービスが集中するようになり、中国人の生活の利便性が格段に向上し、中国国民はモバイル決済(QRコード決済)で露店飲食から高級品まであらゆる決済をスマートフォンで行うようになりました。

背景2:中国では現金が信用されていなかった

中国では、政府が取り締まりを強化していても、偽物や不正取引が後を絶ちません。同様に偽札も流通しており、日本のように現金に対しての信用がありませんでした。

そういった背景で急激に導入が進んだのがモバイル決済(QRコード決済)です。もともとSNSは個人間送金のために普及したアプリサービスですが、ここにQRコードによる店舗決済機能が加わり爆発的に中国で普及するにいたりました。モバイル決済なら不正を行うことが難しく、中国人が安心して決済を行うことができます。

背景3:モバイル決済(QRコード)の導入は事業者にとってもカンタン

もし、これが日本のSuicaのようなIC決済であれば、端末の導入や審査で、個人の露天商が導入するにはかなりハードルは高いのですが、QRコード決済導入に事業者が用意するのは「スマホ」と「QRコードを印刷した紙」で事足りるため、審査も必要ありません。

このような理由で、中国では急速にモバイル決済が進み、現金が必要ない社会が広がっていったのです。

中国の三大電子マネーの概要比較

では、中国人を受け入れていく上で、どのキャッシュレス対応をすればよいかを解説させて頂きます

AliPay(支付宝) WeChatPay(微信支付) UnionPay(銀聯)
設立年2004年2006年 2002年
管理会社アントフィナンシャル(螞蟻金服)テンペイ(財付通)中国銀聯(中国人民銀行)
本部杭州深セン上海
海外対応180の国や地域
(国際ブランドのクレジットカードと関連付け可能)
25の国でアプリを使用可能
(国際ブランドのクレジットカードと関連付け可能)
170の国や地域
性質サードパーティプラットフォームサードパーティプラットフォーム国営企業
アクティブユーザー8.7億(国内5.5億)(2018年5月発表)6億(2017年末発表)2.6億
QRコード支払い限度額500元/日500元/日なし
割り勘機能ありありなし
NFC対応なしなしあり
デポジット凍結不可不可
クレジット機能セサミクレジットなし銀聯クレジットカード
ATM現金引き出し不可不可

(2018年7月現在)

まとめ

上記の3社が中国ではメジャーなので、対応を考えてみてはいかがでしょうか?

ご相談などがございましたら、どうぞお気軽にご連絡下さい。よろしくお願い致します。