【サイトの”健康状態”パロメーター、アクセス解析】

 

今回も続きまして、「リリースしてからが本当のスタート!?【Part1「PDCAについて」】」における、「PDCA」の「Check」についてご紹介させて頂きます。

下記に今回の「PDCA」シリーズの過去記事を載せておきます。

Part1の記事リリースしてからが本当のスタート!?【Part1「PDCAについて」】
Part2の記事リリースしてからが本当のスタート!?【Part2「Plan」】
Part3の記事リリースしてからが本当のスタート!?【Part3「Do」】

「Check」について

「なぜアクセス解析が必要なのか?」

WEBサイトのアクセス数や、ページビュー数など、アクセス傾向を調べる事を「アクセス解析」と呼びます。旅館や民宿の方に、「ユーザーのアクセスの傾向を、WEB解析ツールでチャックしているか」を尋ねると、多く方が「見ていない」「制作会社が解析ツールは入れてくれたが、見方が分からない」「見る時間が無い」、良くて「たまにアクセス数だけは見ている」という状況です。

「アクセス解析」はいわば、WEBサイトの健康状態をチェックする定期診断であり、体組成計のようなものです。例えば、リスティング広告や、SEO対策を行ったとしても、アクセス解析をチェックしていないと、果たして全体的なアクセスは増えているのか、増えているのは本当に費用をかけたプロモーションの効果なのか?狙っているキーーワードは正しいのか?など、具体的な費用対効果を検証できません。アクセス解析をしないと「ダイエットをする」と言いながら、体重計にも乗らずに、何となく「見た目痩せたような気がする」という肌感覚だけで進めるようなものになってしまします

WEB集客プロモーションの大きなメリットは、「費用対効果を数値化できる」というところにあります。その効果を検証するためには、裏付けとなるデータが必要です。アクセス解析を行う事は、WEB設計時に立てた仮説が正解だったのかを見極め、もし正解ならば「さらに大きな成果を出すにはどうするか」を検証するチャンスとなり、もし不正解ならば「それでは、どのように正解に導き直すか?」を再検討・再設計するための材料となります。

経営もWEB運営も、すべて”舵切り”です。そのためには”見通し”が必要です。アクセス解析を行う事で、プロモーション戦略から戦術への落とし込みの見通しがスムーズになり、全体の舵切り判断をするための根拠となります。

解析指標

それでは、自社のアクセス解析をチェックする場合、どの指標を最低限チェックすべきか?代表的な指標を挙げておきます。ツールは、無料で使用でき、シェアも広い「Google Analytics」での事例をお話します。

セッション数

WEBサイトのアクセス数と言うと、このセッション数を指す事が多いです。当日移行のリピートまで含めてカウントされるのがこのセッション数で、アクセス増減のバロメーターとして活用される指標です。

ページビュー数

WEBサイト全体で、何ページ見られているか?を表わします。膨大なページ数で構成されているWEBサイトにも関わらず、1セッションあたりのページビュー数(ページ/セッション)が少ない場合、導線設計に問題があるか、トップページやランディングページにコンテンツの魅力がなく直帰離脱するユーザーが多い、という可能性を疑ってみる必要があります。

参考URL:デジタルマーケティングに使われる解析指標「PV」

平均セッション率

平均滞在時間を表わします。ページビュー数と同じく、もしこの平均セッション時間が短い場合、コンテンツボリューム不足やコンテンツの質を疑ってみる必要があります。また、極端にこの数値が急低下している場合、大量のスパムアクセスが発生しているケースも見受けられます。

ユーザー数

リピーターを育てるのも、WEB運用の大切なプロモーションです。よって、新規ユーザーばかりのWEBサイトは、リピーターの獲得のプロモーションやコンテンツが不足という裏返しとなります。

新規セッション率

新規訪問率を表わします。この数値が高い・・・例えば新規訪問率が90%であった場合、10%のユーザーしかリピートしていないという裏返しになります。「新規訪問率が高い」というと、新規ユーザーが続々と流入しているようで、一件良い傾向に聞こえますが、リピーターが少ないのは改善すべき事態です。

直帰率

到達したページで、他のページに推移せず離脱する事を「直帰」と呼びます。直帰率が高いのは、「コンテンツに魅力がない」と判断されたか、ユーザビリティが低いかのいずれかです。直帰率が高い場合は、あらゆる理由を検証して改修していく必要があります。

参考URL【今さら聞けない!】「直帰率」とは?

モバイル率

パソコン・スマホ・タブレットのどれで見られているか?の比率です。スマホとタブレットをあわせて「モバイルユーザー」となるので、「パソコン:モバイル」でモバイルが優勢な場合、”モバイルファースト”のUIで構成を検討していく必要があります。また、「Googleアドワーズ広告」と「Google Analytics」うぃ連携している場合、コンバージョン率までチェックできます。パソコンに比べてモバイルでのコンバージョンが低い場合、ユーザビリティを疑ってみる必要があります。パソコンに比べてモバイルの直帰率が高い場合も同様です。

参考URL「スマホ(モバイル)・ファースト」という考え方

参照元

どの媒体を経由してサイトにたどり着いたか?を表わしています。どの媒体を経由して到達したユーザーのモチベーションが高いか?を、各参照元の平均セッション時間や直帰率、ページ/セッションの軸を複合的に絡めて判断する事ができます。また、例えばSNSなどアーンドメディアにコンテンツを高頻度で発信しているにも関わらず、その際と経由から本体サイトに流入がないようは、リンク不足やリンク・バナーが分かりづらいなどの問題を疑ってみる必要があります。

オーガニック検索トラフィック

いわゆる「自然検索キーワード」、どんな検索でユーザーがたどり着いたか?を表わしています。コンテンツ設計時に仮説を立てた主要キーワードで、しっかりユーザーがたどり着いているかを重点的にチェックするのが大切です。また、想定していなかったキーワードで到達しているユーザーが多いなどは、”お宝発見”的な良い兆候です。もしそのキーワードのコンテンツが現状少ない場合などは、充実させる事で新たなコアユーザー層を囲いこんでいくことも可能です。ユーザーのウォンツが見えやすいチェック事項なので、特に重視したい項目です。

ランディングページ

ユーザーがどのページから閲覧しているか、到達しているか?を表わす指標です。ランディングページは導線スタートの第一歩です。設計で意図したユーザー・ランディングが到達しているかチェックする必要があります。また「WordPress」などでサイト内ブログを設置している場合、その1記事がランディングページとして機能していることもあります。その場合、検索しているユーザーが多い、すなわち市場性があるので、何故そのページ記事が人気化しているのかを検証し、個別の専用ページを設けるなど、次なる成果に繋げましょう。

離脱ページ

どのページでユーザーが閲覧中止しているか?を表わしています。フォームのサンクスページで離脱するとなど、意図したセクションで離脱しているのはOKですが、意図していないページで離脱は、改修を検討する必要があります。特にフォームページで離脱している場合は、通称「フォーム落ち」と呼ばれる傾向で、せっかくコンバージョン寸前までモチベーションが高まっているのに、CVを中断してしまうという由々しき事態です。まさに”獲りこぼし”ですね。この事態を回避すべく「EFO(エントリー・フォーム・オプティマイゼーション)」という通称まで出ているほどです。

行動フロー

ユーザーがランディングページから流入して、どのページで離脱しているか?という遷移行動の流れを、ビジュアルで示しているのがこの「行動フロー」です。設計時に仮説を立てた、コンテンツ導線の流れが、ユーザーの実際の行動にマッチして機能しているか?その概要を知ることができます。もし、本来遷移してもらうべき主導線が途切れているのであれば、その理由を検証して改修する必要があります。また、「Google Analytics」は、個別のユーザーのサイト内行動までは特定できません。そいうったミクロ的視点で、行動詳細をチェックするには、経路解析ツール「シビラ」の使用をオススメします。

最後に

「Google Analytics」でチェックできる様々な指標をご紹介しましたが、大切なのは、それらを単体の数値で独立して考えるのではなく、複合的な要素で絡めて考える事です。さらに、期間などを決めて推移を見ることで、更に傾向が深く顕著に読み取れます。キャンペーンなどでは、効果を計る要素が多々存在するので、必ず「効果検証」を行うようにして下さい。

次回は、最後、「PDCA」の「Action」についてご紹介します!

日本屈指の観光地「伊豆半島」を拠点とし、旅館様へWEB集客に関するお手伝いをさせて頂いております!自分で経験し学んだ事を少しでも多くの方に共有できれば幸いです。どうぞお付き合い下さい!よろしくお願いします。

【JAPAN MENSA 会員】